今年の2月は暖かく、雨も多かった印象でした。雨が降ると農作業が進まないんですが、まぁなんとか予定通り進んでます。
先日入った嬉しいニュース。みかんを農協に出荷する際、出荷前に少量のみかんを農協が味の検査をして、糖度や酸度を測ります。
その味検査での今年の不知火(デコ330)の糖度が物凄く高い結果が出ていました。
糖度18.4!歴代と比べてもかなり高い数字。暖冬だったことも影響してるのでしょうか?たまたまピックアップしたものの糖度が高かった可能性もありますが、収穫が楽しみです。
よく聞かれるので「不知火」「デコポン」「デコ330」の違いを簡単に。
不知火(しらぬい)とは清見オレンジとポンカンをかけ合わせた品種で、糖度が高いうえに種がほとんどなく食べやすい人気の柑橘です。つまり「不知火」は品種名です。
不知火のなかでも一定の条件(糖度13度以上等)を満たし、JAから出荷されるものだけが「デコポン」を名乗ることができます。
「デコポン」は熊本県果実農業共同組合連合会(JA熊本果実連)が所有する登録商標です。
条件を満たしていても、許可を受けたJAしか商標を使用できないため、JAを通していないものや、個人の農家が出荷するものは品種名の不知火として販売しています。
同じような感じで大分が推してるのが「デコ330」で、約330日間樹上で栽培するなど基準があります。
この中で一番聞くのは「デコポン」ではないでしょうか?
「不知火」より「デコポン」の方が知名度がある。
これは個人的にとてもすごいことだと思うんですよね。「デコポン」はネーミングセンスも良い。
懸命な努力で「デコポン」の知名度を上げていった、農家さんや農協の努力を軽く扱わないように、ブランド名の扱いは丁寧に。