3月に入り、サンつくみ(温州みかん)の剪定を行いました。
販売のページにも書いていますが、津久見みかん遠藤農園の温州みかんは、
隔年結果の対策として、畑を二分し、一つの木から収穫は二年に一度のみ。
二年に一度だけみかんを実らさせます。
そのこともあり、収穫後の木は強剪定を行います。次に収穫するのは約2年後です。
ポンカンの剪定の時、「切る枝は木全体の20%程度にとどめる」と書きましたが、
津久見みかん遠藤農園の温州みかんの剪定は80%~90%と言ったところでしょうか?
切る前。
切った後。
こんなに強剪定するみかん農家を他には聞いたことがありませんし、調べても出て来ません。
全体はこんな感じです。切りすぎて過去には周辺の方から、「もうみかんを辞めるのか?」と言われたこともあるそうです。
畑を2分しているので、その境界のところだとわかりやすいかもしれません。
左側が去年みかんを成らせて剪定した木、右側が今年成らせる木です。
ちょっと撮影場所が手前ですが、去年の写真もありました。逆です。
一応補足ですが、私が農家を継いで新しくこの強剪定を始めたわけではなく、ずっとこの方法でやっています。
今まで自分の家のみかんを旬の時期に食べて、味の薄さを感じたことはありません。(酸が強く酸っぱい事はありますが)
今年すでにみかんを食べていただいた方は、既にこの手法で育てた温州みかんを召し上がっていただいてますが、
大きいものも小さいものも「味が薄い」ことは無かったのではないでしょうか?
今年成らせる木はいい感じで茂っています。今年もおいしいみかんが成りますように。