農家を継いだ主な理由は「自分しかできないことに、自分に一番の優先権があったから」。あまり深くは考えていない。
1月からこれまで農家してみて、自営業ってことも含めて意外と自分に向いているのではないかとも思う。
農作業というのは割と理屈に沿っている。その農作業をするのは、必ず具体的な理由がある。
最近やった秋芽切。雑に説明すると木の栄養は木が育つか、実を育つかのどっちかに使われるから、秋の実が成った後に出てくる芽は基本不要だから切っていいと。
初めは「お彼岸(秋分の日9/23)あたりを過ぎてからやる」ってなんだか感覚的な教えを受けたけど、「それより早く切ると、また新しい芽が出てくるから」ってちゃんとした理由がある。「なぜ?」と理屈で考えるのが好き。「昔からそうやってきた」みたいなのは苦手。でも農作業には突き詰めるとちゃんとやる理由があって、感覚でやってることは少ないようにも感じる。